1. はじめに
1.1 Aproc-1のしくみと特長
Aproc-1 は、プログラム可能な、リアルタイム電気信号処理装置です。
ユーザの作成したプログラムに従って動作し、種々の目的に使うことができます。
このブロック図は、Aproc-1を使った信号処理システムの動作を示したものです。
Aproc-1は、パソコンで作成されたプログラムを使って、
信号入力→処理→出力
という作業を、指定された周期で繰り返します。
処理中の信号値はパソコンへ送信されますので、結果を評価・解析することができます。
基本的な処理要素は関数として準備されていて、多くの場合、それらを呼び出すだけで済みます。
Aproc-1の使用例やプログラミングについては、
本取扱説明の 第3章 、および、以下を参考にしてください。
特 徴 | 説 明 |
---|---|
統合化された信号処理システム | 電気信号処理のプログラミング、シミュレーション、実運転、パラメータ調整、 データの表示・保存といった一連の作業を、 単一のソフトウェアを使ってシームレスに行うことができます。 →S/Wの概要 |
広範囲な用途 | アナログ、デジタル信号を入力する、処理する、出力する、記録するという機能を使い、 各種フィルタ、計測システム、自動制御装置、信号記録装置、信号発生装置、シミュレータなど、 様々な役割を演じます。 |
簡単プログラミング | 処理の機能要素は関数として準備されていますので、 それらを呼び出すだけで多様な信号処理を実現できます。関数はユーザが作成することもできます。 |
高速・高精度 | 浮動小数点演算が可能な動作周波数168MHzのマイクロプロセッサと、 16ビット分解能のアナログ入出力を備えています。 データーレコーダとして使用する場合、 最大記録速度は8チャンネル同時サンプリングで 8×100,000サンプル/秒です。 |
小型軽量、省電力 | 厚さ4cmの文庫本サイズで重量は250gです。USBから電力を得るので専用の電源を必要としません。 出力を接続しない場合、所要電力は約800mWです。 |
拡張性 | オプションの拡張インターフェースを接続することにより、 入出力チャンネルの増設や、 種々のデジタル信号との接続が可能です。特殊仕様にも対応します。 |
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